水木しげる文庫
2005.8.4〜
時世が移りウェブコミックやケータイ小説が台頭しようと、やはり本は手にとってページをめくり楽しみたいもの。 境港に水木しげるロードがあらわれたある日、水木プロダクションのマネージャー(水木しげる先生の弟さん)に、先生の書籍を取り扱う場「水木しげる文庫」をつくりたいとお願いしたところ快諾していただき、それから10年の歳月を経た2005年8月4日、開店の運びとなりました。 その記念として描かれた、水木しげる先生直筆の壁画はファン必見です。 (店舗正面左下の外壁と店内の壁の二カ所)
店名のとおり、年代別ゲゲゲの鬼太郎はもちろん、貸本時代の復刻版、そして水木しげる先生の妖怪画の原典になった鳥山石燕と井上円了の妖怪絵や江戸の黄表紙、また先生を信仰する荒俣宏氏や京極夏彦氏と様々な著作品を取り扱っております。 ほかでは手に入らない、特別な一冊を見つけてください。 そして『妖怪の森』をイメージした店の奥には等身大のぬりかべをはじめ、様々な妖怪の壁面画が描かれておりおどろおどろしい雰囲気を醸し出します。 実はここにも水木しげる先生からの贈り物『妖怪の森』原案のイラスト図があります。探してみてくださいね。
・・・時代が変わっても変わらないものがある 突如としてその姿を現した妖怪島。 ここではあくせくとした時間の概念は無く、常に逢魔ヶ刻の如き夕闇に包まれ、どこか懐かしい白日夢のような世界が広がり、人ともおばけともつかないもの達が跋扈(ばっこ)している・・・ そんな世界感に浸れる水木しげる先生の文庫専門店でこころゆくまでお楽しみください。